多摩織の買取でオススメのお店は?

多摩織の買取でオススメのお店は?

多摩織の着物や反物の買取相場や高く売れる買取店の選び方を書きました。

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多摩織の買取相場

商品名 最高値 最安値
多摩織 松文謹製 正絹御召 反物 4000円 2400円
多摩織 草木染の男性用着物 3100円 1800円
多摩織 澤井伸さんの紬縦縞の半纏 2500円 1500円
多摩織 中山寿次郎さんの反物 1100円 300円
多摩織 郡内紬の着物 1000円 100円

多摩織の査定ポイント

買取相場を見ていただければわかるのですが、多摩織は高く売れない織物になります。

 

 

着物や反物より、ネクタイやちゃんちゃんこ、名刺入れなどの製品が多いです。

 

 

査定ポイントを挙げるとすると多摩織の伝統工芸士かどうかです。

 

 

四十八願一雄さん、澤井伸さん、澤井惠子さん、馬場照郎さん、小林求美さん、岡本孝之さん、梅澤瑛子さんなどが有名かと思います。

 

 

 

誰が作ったかなどの情報を書いてある証紙は仕立てた際に出る端切れに貼られてるので着物と一緒に保管してるかもしれないです。

 

 

捨てずに査定の際に見せるようにしてください。

 

多摩織を売るならこのお店!

買取相場を見ていただいてわかる通り、お店によって金額が全然違います。

 

 

上記の査定ポイントを考慮しつつ買取店独自の査定基準に照らし合わせて多摩織の買取価格が決められていくので、お店によって差額が大きく出たりします。

 

 

できれば2~3社ほど大手の着物買取店に査定をお願いして相見積もりをとるのがオススメです。

バイセルさん

 

ザ・ゴールドさん

 

福ちゃん

 

この記事を書いたファミリーリサイクル店長の増子です。

当店では着物の出張買取を現在休止しています。
そこで10年以上、着物買取に携わった経験を元に着物を高く売る方法について解説していきます。
このページで紹介する業者がオススメな理由については下記のページに詳しく書いたのでご覧ください(^^)/

店舗名 出張買取のファミリーリサイクル
運営会社名 フリーラン株式会社
所在地 岐阜県可児市星見台1-18
電話 090-1560-6278
代表者 増子大介
設立 平成24年2月
古物商許可 第543862009700号

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多摩織をもっと知りたい

多摩織とは?

多摩織は、八王子市周辺で伝統的に作られてきた絹織物で、多摩結城をベースにしています。

 

 

昔から八王子織物として親しまれてきましたが、その特徴は、皺の入った多摩結城、2枚重ねになっていることで模様が生まれる風通織、凸凹があって風合いが特徴的な紬織、糸と糸の間に隙間がある綟り織、多彩な緯糸を使って模様をつくる変り綴の5つの織り方があります。

 

 

多摩織という名前は、経済産業省から日本の伝統工芸品として指定されています。

 

 

多摩織の特徴は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸を使用していることや、皺ができにくく軽いことです。

 

 

また、製造工程ごとに専門の職人が担当していることも、多摩織の特徴の一つです。

 

 

このような様々な技術や職人の手によって、多摩織独特の風合いが生まれています。

 

 

近年では、着物以外の製品としてネクタイやマフラーなども生産されており、機械織りも主流になってきていますが、糸の太さに違いがある場合には手織りが行われています。

 

多摩織の歴史

平安時代の末期には、日本で絹織物の生産が既に行われていました。

 

 

その後、室町時代後期に、多摩川周辺を訪れた北条氏が絹織物の生産を促進し、それがますます盛んになりました。

 

 

江戸時代に入ると、毎月4日と8日には絹市が開かれ、周辺地域から多くの生糸や織物が集まるようになりました。

 

 

こうして生まれたのが「八王子織物」という呼び名です。

 

 

江戸時代末期には、養蚕業、製糸業、織物業の作業工程が分業化され、仲買商という取りまとめ役の登場が八王子織物の発展を促しました。

 

 

1887年(明治20年)には、八王子織物染色講習所が設立され、1899年(明治32年)には東京府職染学校(現在の八王子工業高等学校)となり、多摩織の繁栄を後押しすることになりました。

 

 

近代化に伴い、手織りから機械織りへの移行や、市場から店舗取引への転換が起こり、大正時代末には初のネクタイ製造も始まりました。

 

 

昭和時代に入ると、作業工程がさらに細分化され、最も長く織り続けられた「多摩結城」という織物が誕生しました。

 

 

そして、1980年(昭和55年)になると、経済産業省から国の伝統的工芸品として指定されるなど、多摩織技術の発展が進みました。

 

多摩織が作られるまで

1. 精錬とは、生糸を加工する工程のことです。

 

 

まず、生糸を袋に入れて、木灰汁や藁灰汁で煮出し、表面の膠質であるセリシンというタンパク質を取り除きます。

 

 

これによって、絹の光沢と柔らかさを生むフィブロインだけが残ります。

 

 

その後、水洗いして乾燥させることで練り糸の完成です。

 

 

多摩織には、練り糸以外にも2匹の蚕で作られた玉糸や、屑繭から取り出した真綿の紬糸が使用されます。

 

 

2. 図案づくりとは、織物の設計図を作成する工程です。

 

 

デザインや色の配置、経糸と緯糸の配置などを意匠図に描きます。

 

 

最近では、コンピュータを使用して図案を作成することもあります。

 

 

3. 染色は、糸を染色してから織りを行う工程です。

 

 

多摩織は、先染め織物なので、糸を染色してから織ります。

 

 

まず、練り糸を竿に通し、染料が入った釜で染色します。

 

 

染料が均等に染まるように注意しながら、数回にわたり染色を繰り返します。

 

 

染色した後は、練り糸を水洗いし、脱水して乾燥させます。

 

 

その後、練り糸に糊をしっかり揉み込みます。

 

 

糊には、うるち米のデンプンで作られた姫糊が使われ、緯糸に撚りがかかる御召織の場合は、特に丁寧に糊付けする必要があります。

 

 

4. 糸を繰ってから機に巻きつけるまでの工程

 

 

多摩織の基本となる「御召織」の作り方です。

 

 

最初に、糸を繰る作業から始めます。

 

 

糸を繰る際には、糸を繰る機械の枠にしっかりとかけ、一定の力を込めて引っ張りながら糸を巻いていきます。

 

 

糸を撚る際には右撚りと左撚りがあり、それぞれの糸を適切に巻いていきます。

 

 

次に、強い撚りを施すための機械に通します。

 

 

湿度を適切に保ちつつ、糸に3000回転の撚りをかけていきます。

 

 

次に、整経と呼ばれる作業に進みます。

 

 

これは、織りたい作品に必要な経糸の本数や長さ、幅などを決めて糸を整える作業です。

 

 

経糸にわずかな緩みがあると、後の工程に影響を及ぼす可能性があるため、丁寧に糸を取り扱います。

 

 

最後に、機巻きという作業を行います。

 

 

乱れが起こらないように、機草と呼ばれる道具を使用し、経糸を挟みながら糸を機に巻きつけていきます。

 

 

5. 製繊の工程では織機の綜絖に経糸を通し、綜絖を開いて緯糸を通していきます。

 

 

この際に、経糸と緯糸を交互に打ち込んでいきます。

 

 

経糸の密度は1㎝に100本以上になります。

 

 

織りの際には、筬(おさ)という櫛を使い、経糸と緯糸を交互に打ち込んでいきます。

 

 

6.最後に織り上がった布地には仕上げの工程があります。

 

 

湯を使って布を手もみ洗いし、糊を落とします。

 

 

その後、乾燥させた布地に蒸気をかけて幅を広げたり、傷やほつれ、デザインの状態などを確認しながら仕上げていきます。

 

多摩織を代表する製造元や施設

名称 住所 電話 ホームページ
八王子織物工業組合 〒192-0053 東京都八王子市八幡町11−2 042-624-8800 https://hachioji-orimono.or.jp/